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裁判官の障がい者への理解

高見といいます。書き込ませてもらいます。

1月の裁判で、裁判所によって手話通訳に制限が加えられて一人の聴覚障がい者が退席をせざるをえなかった問題で、次回の裁判で同様の問題がおきないように、裁判官に対する上申をしようとしているところです。

この問題は、本質に迫ることではないかと思い筆を執らせていただきました。里美さんの裁判の半分はいかに里美さんに対する障がい者差別を理解してもらうかというところにポイントがあります。準備書面でもそのことに多くのページをさいています。ところが、新たに代わった裁判官は、障害者問題にあまり理解が深くないのではないかと思われるのが、聴覚障がい者に対する対応なのです。裁判官を悪者にするのは間違いと思います。ただニュートラルなはずの裁判官があまり障がい者問題に理解が薄いのではないかと思われる現状は困ります。

私がとくに書きたいことは、私自身が、精神障がい者であることを理由に職場を解雇され裁判で争い一審神戸地裁で勝利しました。二審では負けましたが、一審でも勝ち目はほとんどないといわれる中での、薄氷を踏むような勝利判決でした。その時に裁判長に障がい者問題を理解してもらう大きな出来事がありました。

それは、発語障がいの人を証人として採用してもらったことです。その頃はまだトーキングエイドが普及していないころでしたので、しゃべれない彼は紙に文字を書いて発言していました。その彼を証人としたので、どのようにして発言を保障するかが問題となりました。裁判官は、質問に対して彼が紙に文字で書き、介助者がそれを読み上げるという発言方法を認めたのです。画期的なことでした。

その時点で裁判官の示した障がい者に対する理解が、勝利判決における障がい者に対する理解の深さと結びついていることは明らかでした。彼を証人として採用することの中に、障がい者に対する理解を勝ち取る過程が有ったと思います。

今回の手話通訳の問題が形式的なことではないと思えるのはそのためです。裁判官に手話が言語であり、聴覚障がい者にとって必要不可欠のことなのだと理解してもらうことと、里美さんの障がい者の身についてしまった処世術としてメールの問題があるということを理解してもらうということはとても結びついた問題と思えるからです。

少し発言させてもらいました。

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