森崎里美さんから皆さんへ
「地位確認訴訟 地裁判決は棄却。」
先ず、判決日は寒い中、多くの方々にお越し頂き、本当にありがとうございました。
本来ならば早急に、この事実を皆様にお伝えすべきでしたが、判決後に担当弁護士から判決文の説明を聞いているうちに、心の奥深くに封印してきた思い出したくない記憶を呼び起こされ、ここ数日のあいだ、強いPTSDに苦しんでいました。
私にとっては今回の判決は、前審セクハラ訴訟判決に大きく影響されている物としか思えず、セクハラ・パワハラ被害者心理は勿論、障がい者心理、就労障がい者の置かれた状況・心理を裁判所に理解して貰えなかったことを本当に残念に思いますし、心に異変をきたすほど悔しく思っています。
今後のことについては、今しばらく考えてからきちんとした方向性を決められればいいと考えています。
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コメント
さとみお疲れさまでした。
判決を聞いた、誰もが裁判官のだした結論に納得ができず腹立だしく感じた。
そして、一番許せないのは「法律の網を掻い潜り、違法性がなければ女性・障害者を差別をしてもいい」という日本国の考え方が許せないと私は思った。
さとみ貴女は悪くない
たとえ、法に携わる裁判官やJRが認めてくれなくても
日本各地にいる『森崎里美さんを支える会』のメンバーが貴女を認めている。
その事を
わ・す・れ・な・い・で
投稿: るみ | 2014年1月25日 (土) 20時02分
厚生労働省自ら「セクシャルハラスメント防止、パワハラ防止」といっておきながら…「天に唾する行為」とはこのことです。裁判所はまず厚生労働省が自分で作成して、各事業所などへ配布しているものを一から読み返し、判決を書き直す必要があると思います。あらゆる意味で労働安全衛生法違反だと思います。
どうか里見さん少しでも暖かくして、ゆっくり休み、充電してください。生きている限り負けないのだから!
投稿: TK | 2014年1月26日 (日) 06時40分
里美さんの主張が本当か否かにかかわらず、JR西はむしろ「上司(加害者)は、厄介な女にはめられた」「女はこわい」「こんな女を雇い入れてしまった」「厄介な女を雇い入れたために裁判を起こされた」「被害者はこっちだ」「会社にたてつく者は、契約解除する」
おそらくそのような考えだと思います。セクハラを悪いこととは思っていないでしょう。
むろん、このような面は裁判では見せませんし、証拠もありません。
これでは和解もできません。
しかし、裁判所は無力です。古い判例に沿った、マニュアル通りにしか裁けないからです。常識にあてはまらない企業内事件は、裁けなくなってしまっているのだと思います。
社内のセクハラパワハラの内部通報制度は機能していないのでしょう。JR北海道と同じで、ほかの、鉄道業に直接かかわる組織もまともに動いているとは思えません。JRに対して責任のある、政府や国交省が少しずつ動いているので、上から命令することにより改善されていくかもしれませんが。
言いたいことは、「裁判所は証拠主義」社内で対等でない被害者と加害者を対等に扱うところであり、企業との闘いにおいては、より力が強く、より多く嘘をついたものが勝つような面があり、「政府、国交省は監督責任」至らない下級組織や企業に上から命令を下すところです。同じ国の組織でも違います。
ただ、政府や国交省に働きかけても、なかなか取り上げてはいただけないかもしれません。それでも少しずつ動きはありますので、良い方向に進むことを願っています。微力ながら応援させていただきます。
投稿: RILAKKUMA | 2014年1月26日 (日) 14時11分