森崎里美さんの闘いとは

ニュース13号

「12.11.16satominewsno.13.pdf」をダウンロード

森崎里美さんを支える会に名称を変更し、そのニュース第1号です。ニュースは通巻で、№13です。上記ダウンロードをクリックしてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

姫路労基署がおかしい

姫路労基署がおかしいことをしています。労組のビラを貼りつけるのでお読みください。写真を読めない環境の方にはテキストデータを取り寄せ中ですので少しお待ちください。

Satomi010


Satomi011

| | コメント (2) | トラックバック (0)

雇止めは不当

里美さんに対するJR西日本の雇止めは全く不当なものです。会社は里美さんが休職していたことを取り上げて雇止めの理由にしています。しかし里美さんが休職に追い込まれたのは一審神戸地裁龍野支部の不当判決が直接の原因でした。それは加害者Aによる性暴力であり、会社による二次被害が原因だということです。原因は会社側にあるのにそれを理由とした雇止めは全く不当です。

しかもこのようなことは表面的な理由づけに過ぎず、解雇の本当の理由は里美さんが性暴力を告発し、会社を告訴したことへの報復です。会社は里美さんの声に耳を貸すどころか、会社には一切責任はないと居直りました。そして、裁判が継続中であるにもかかわらず、一方的に解雇したのです。

またこの解雇は、障害者基本法第19条の雇用主の責務に全く反した差別解雇です。障害者基本法19条は雇用主が雇用されている障害者の職業の安定を図るべきことを明確に定めています。里美さんに対する解雇はこの条文に明確に違反します。

差別禁止法に対する挑戦でもあります。確かに差別禁止法はまだできていませんが、政府はその制定のために、内閣府に障がい者制度改革推進会議を設けそのもとに差別禁止部会を設けています。差別禁止部会の中間整理が出されており、差別禁止法の概要はできています。差別を直接的差別、間接的差別、合理的配慮を欠く差別と類型化しています。里美さんに対する解雇は精神障害を理由としており直接的差別です。また身体障害者に対する合理的配慮を欠いている差別です。

会社はただちにこのような差別解雇を取消し、里美さんを再雇用すべきです。

なお里美さんは、この不当解雇を撤回させるべく裁判を新たにおこす予定です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

上司からの性暴力被害を告発してたたかう障がい者
里美さんを応援してください!

勤め先(JR西日本)の上司から性的暴行を告発し、裁判をたたかっている障がい者女性がいます。
 多くのみなさんのご支援によって最高裁闘争を勝ちたいと願っています。注目と、ご支援をお願いします。

 【事件の経過】  里美さん(兵庫県 現在37歳)は、JR西日本に「障がい者雇用促進」制度で採用された、1年更新の契約社員です。生まれつきの脳性麻痺で、四肢に障がい(重度1級)があります。パソコンが堪能で、男ばかりの現場で、事務仕事をしてきました。

 事件がおきたのは、今から2007年11月。会社の慰安旅行の帰りに、上司であるAに、強引にホテルに連れ込まれ、カミソリをもったAに性行為を強要されました。事件後Aは、さも2人がつき合っていたかのように装うとともに、「会社に言ったらお前の契約更新はないぞ」と里美さんを脅しています。Aの行為は、里美さんの障がいと、契約社員という会社での弱い立場を利用した、きわめて悪質なものです。

 里美さんは一人で苦しんだ末、事件から半年後に、詳細を会社に告発しますが、会社のセクハラ対策室は、「そんな事実は無かった」と結論をだしました。里美さんは納得できず、一人で弁護士を捜しまわり、ようやく提訴にこぎつけました。

 【一審判決の問題点】  ところが、今年6月に出された一審判決は、里美さんの障がいや、職場の上下関係の圧力、性暴力被害女性のおかれた心理状況(PTSD等)について、まったく考慮せず、里美さんが半年間事件を告発できなかったことや、事件後かわされた一見「親しげ」なメールの内容などを理由に、加害者や会社の「合意の上だった」という言い分を認め、里美さん敗訴の判決を下しました。里美さんは、ショックでくじけそうになりながらも、「こんな事が許される世の中でいいのか?」という思いで控訴し、事件を公表して、とことんたたかうことを決意しました。

 【公正で丁寧な審理を求めて】  大阪高裁での闘いは、傍聴席からあふれる人が集まってくださり、署名は、8500筆以上署名を提出することができました。裁判所に公正で丁寧な審理を求めました。里美さんのたたかいは、契約社員などの弱い立場の女性や、障がい者の女性への犯罪など、闇に葬られてしまうことの多い、性暴力犯罪を明るみに出し、同じような境遇にいる女性たちに、大きな勇気と展望を開くものと思います。多くのみなさんが、里美さんのたたかいを支えていただいています。
その結果、大阪高裁は里美さんの主張を一部認め、加害者Aに100万円に支払いを命じました。しかし、その他の主張は認められず、会社の責任を認めない全く不当な判決でした。会社には加害者の使用者としての責任が有り、また「セクハラ相談室」の名による二次被害の責任が有ります。
里美さんは最高裁に訴えて闘っています。ぜひ多くの支援をお願いします。
可能な方は、支える会の会員になって裁判を支えて下さい(会費:3000円/年)。よろしくお願いします。

会費・カンパ振込口座 口座番号00940-3-171194 口座名:里美さんの裁判を支える会

| | コメント (4) | トラックバック (0)